R6.7.11 FB投稿記事

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皆さん、お久しぶりです。
少し長いですが、お時間のある方、お付き合いいただければ…

先日、長野県小川村という所を訪れたときの事を…。
ここは日本一美しい村と言われている所で、景観が大変すばらしい所なのですが、実際に訪れてみて、景観だけでなく、住んでいる方々も内面が美しく豊かなところだと感じました。

村の方が、私のような旅行者にも、お昼ご飯を気軽に持ってきてくれたりだとか、私が泊まったお宿の方や知人も、気遣いだとか色々と親身になってくれて、でもそれが嫌らしくなく、ごく自然にされていることが感じられて、非常に心が満たされた経験をさせていただきました。

あると便利とされているコンビニや飲食店などの商業施設は近隣にはなく、通常なら不自由を感じる状況ではありますが、何もないようで全てある、こういう人間関係の中で日常を過ごせるということはなんと豊かなことだろうと思いましたし、誰も取りこぼさず、思いやりをもってそっと手を差し伸べる優しさのある村なんだなという事を感じました。
おそらく、私共が、日頃業務として行っている「高齢者の見守り」なども日常の中で自然に行われているのだなと思います。

とかく私どもの業務は、契約が先にあってそれを基に行っていく、という少々お堅いイメージがあるものですが、小川村の方々のような視点があるのとないのとでは、業務の質にだいぶ違いが出てくるな、と行政書士として学ぶべき点が多い体験でした。

日本は今、超高齢社会となっていて、今後もそれが加速していくことは明らかですが、このような時こそ、私共行政書士が頑張るべきところがあり、行政書士として活動させていただく機会を頂いたのなら、それを社会のために役立てていくということが私共の使命であると感じています。各士業それぞれ業際や特色はありますが、お客様の身近に寄り添って活動していける士業として行政書士は適任だと感じています。しかし現状として、当事務所がある青森県は供給側の民事法務専門の行政書士が足りていないと日頃から感じています。
ですので、今後迫りくる高齢者の多い世の中で、活躍できる専門知識を持った30代40代の若手行政書士がもっともっと増えていってほしいと思います。そのような事を日ごろから考えていますので、身近なところで私にできることとして、同業者から業務の相談などがあった時には、私の持っている知識は全てお教えしています。このような民事法務に携わる若手行政書士が増えていったらもっともっと暮らしやすい世の中になるのではないかと感じています。そして、小川村の人々のように容易にはいきませんが、思いやりをもって手を差し伸べていける体制が整えられたら理想的だと思っています。

長文、失礼いたしました。